"クロカン"って?

皆さんが『スキー』と聞いてまず最初に思い浮かべるのは、スキー場でリフトに乗り、斜面を滑走するあの『スキー』…いわゆる「アルペンスキー」ではないでしょうか。

 もしくは、オリンピックでたびたび日本選手の活躍が話題となる「スキージャンプ」「モーグル」辺りを思い浮かべる方もいるかもしれませんね。

一方、私たちが広めたいのは「クロスカントリースキー」

 「雪上のマラソン」とも呼ばれ、上り・下り・平地で構成された起伏のあるコースを滑走し、タイムを競います。滑降だけでなく、平地を進んだり山を登ったりするので、長距離を滑走する持久力やテクニックが求められる奥の深い、タフな競技です。

クロスカントリースキー競技は第1回(1924年)シャモニー・モンブラン大会からオリンピック競技に採用されている、歴史のある競技でもあります。

しかしながら、冬季オリンピックのスキー競技ではジャンプ、フリースタイル、スノーボードなどの各競技で日本人メダリストが輩出されている中、残念ながら、クロスカントリースキー競技ではメダルを獲得できていないという現状があります。

3Y's Pro設立へ

競技に対する日本人の適性の有無については、複合競技において後半種目であるクロスカントリースキーでも、日本人は体の大きな外国選手と立派に張り合える結果を出せていること、また夏季オリンピックにおいて日本人が常に上位入賞を果たしているマラソン競技等の結果を鑑みても、外国人選手との間に肺機能等の身体的ギャップはもはや見られません。

それであれば、雪上のマラソンとも例えられるクロスカントリースキーも、綿密な練習計画に基づき、正確なトレーニングを積み重ねること、またそういった活動に対する支援組織を構築することで、必ずやクロスカントリースキーの選手が表彰台に立つ日が来ると考えました。

設立趣旨

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クロスカントリースキー競技において表彰台を目指す選手の育成を行います

スキー及びスノーボードが関わる全種目を広く所管せねばならない全日本スキー連盟だけでは、なかなか個別の種目の強化に対して資金やトレーニング、教育等に力を注ぎきれません。

そこで私たちは、全日本スキー連盟と協力体制を取りながら指導現場に目を配ることのできる機動力のある組織の存在が、これからの日本のクロスカントリースキー分野の未来を左右すると考え、3Y's Proを設立しました。

当法人では、2030年に開催される冬季オリンピックに札幌が立候補していることを見据え、青少年の精神的・肉体的な向上及び技術力向上を図りながら、人間教育を行い、クロスカントリースキー競技において表彰台を目指す選手の育成を行います。


活動方針

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可能性のある青少年を、最高のスタッフが早期から指導します

日本で行われる可能性のあるオリンピックにおいて、早期から可能性のある青少年を長期的計画に基づいて指導し、最高のスタッフと計画に基づいたトレーニングを行うことは、日本人が表彰台に上り、国民全体の意気高揚につなげることへの第一歩であり最短の道であると考えています。


私たちの理念

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日本のスポーツ振興全体に寄与することも目的としています

練習過程においては、地域の青少年とも行動を共にし、優れた指導者の下で共同トレーニングを行うことにより、青少年の技術力向上や心身の鍛錬を促すことを目指しています。

このような要素を勘案し、日本のクロスカントリースキー競技の向上に繋がるのみならず、日本のスポーツ振興全体に寄与することも目的としています。